需給はすべてに優先する=犬丸正寛の相場格言

2011年1月20日 10:47

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

相場というものは、最終的には売り手と買い手の力関係で決まるという教えです。言うまでもないですが、売り手は「供給」であり、買い手が「需要」で、買いが売りより多ければ株価は上昇し、反対に売りが多ければ価格は下落します。

相場というものは、最終的には売り手と買い手の力関係で決まるという教えです。言うまでもないですが、売り手は「供給」であり、買い手が「需要」で、買いが売りより多ければ株価は上昇し、反対に売りが多ければ価格は下落します。[写真拡大]

■需給はすべてに優先する

  相場というものは、最終的には売り手と買い手の力関係で決まるという教えです。言うまでもないですが、売り手は「供給」であり、買い手が「需要」で、買いが売りより多ければ株価は上昇し、反対に売りが多ければ価格は下落します。

  相場見通しなどを語る時、多くの投資家は、「材料を中心に考える」ものです。そのこと自体は決して間違いではありませんが、何が問題かと言いますと、材料に意識を集中するあまり「自分本位」となってしまうことです。あたかも、勉強に熱中するあまり、社会の動きなどとは無関係に知識を得ることに喜びを求めてしまうのと似ています。

  ところが、相場はいくら勉強したからといって、その人の思うようには動かないのです。仮に、極端な例で言えば、勉強をしない多くの投資家が売りだと判断して行動すれば株価は下げてしまいます。材料を研究し分析することは重要なことですが、それと同時に、マーケットに参加している多くの投資家が、売りと考えているか、あるいは買いと考えているかを見つめることが大切です。(執筆者:犬丸正寛 株式評論家・日本インタビュ新聞社代表)

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