コンテナ型仮設前線基地「EDV-01」

2011年1月17日 16:45

印刷

記事提供元:スラド

  maia 曰く

  大和リースからコンテナ型の緊急災害救援ユニット「EDV-01」が発表された(プレスリリース47Newsの記事GIGAZINEの記事)。

 緊急時の災害救援拠点としての利用を想定しており、太陽光発電システムや製水器を備えた「自給自足型」である点が最大の特徴。コンテナISO規格を採用し、長さ6058mm×幅2438mm、重さは約10トン。現地では油圧ポンプで外壁を上昇させて2階建てになる。太陽電池が屋根に1680W、1階の壁面に390W、10kWhのリチウムイオン電池、600Wの燃料電池、水素ガスタンク、空気中の水蒸気を集める無給水製水器(1日最大20リットルの飲み水を確保できる)を備える。別に800Lの水タンクがあるが、これはシャワー用らしい。IHキッチンで調理可能で、トイレは水を使わないバイオトイレ。これで約1ヶ月間は物資の供給なしで生活できる。食料は、その位なら空きスペースに積んでおけるだろう。

 通信は衛星で対応する。なお1階の面積の半分は機器類で埋まっており、残りにキッチン、トイレ、シャワーを配置する。2階には2段式ベッドを備え、生活スペースとなる。夢のようなプランだが、コストを含め、どことなくアメリカンドリームのような気はする(F1の会場にありそうだが)。あとはエアコンと、洗濯をどうするか……。

 スラッシュドットのコメントを読む | テクノロジー | ビジネス

 関連ストーリー:
ボーイング747をリサイクルした住宅、米高級住宅街に建築される 2010年10月21日
兵庫県近傍で住宅求む。ただし破壊予定。 2005年02月09日
省エネルギー「打ち水住宅」開発 2004年08月26日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事