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【銘柄診断】北興化学工業はV字続伸業績手掛かりに低位割安株買いが再燃し急反発
■前期業績は、それぞれ黒字転換
北興化学工業 <4992> は、23円高の291円まで上げて15円高の283円と急反発している。前週末14日大引け後に11月期決算を発表、前期は、昨年12月27日の修正通りに黒字転換して着地し、今期もV字続伸することを手掛かりに低位値ごろの割安株買いが再燃している。
前期業績は、売り上げが前々期より17%増と増収転換し、経常利益が7億4000万円(前々期は17億5500万円の赤字)、純利益が3億1200万円(同11億4900万円の赤字)とそれぞれ黒字転換した。
水稲用一発処理除草剤や新剤のエーワンなどの農薬が2ケタ増と伸び、農薬以外のファインケミカルでも電子材料原料、樹脂添加剤、食品飼料添加剤などが堅調に推移、製造原価率改善、販管費節減も上乗せしてV字回復した。
■今期は、増収増益の続伸を見込む
今期は、今後の有力商品となる非選択性茎葉処理除草剤「ザクサ液剤」を今期中に発売するほか、ファインケミカル製品でも前期に稼働した日本、中国の新工場でより付加価値の高い製品の生産を進めることなどから増収増益の続伸を見込み、純利益は、前期に計上した保有株式の減損損失が一巡し6億4000万円(前期比2.0倍)と連続高変化する。
株価は、昨年12月の業績増額で昨年来安値230円水準から底上げしたが、業績続伸でPERは12倍台と割安となり、PBRも0.5倍と割り負けている。昨年4月の昨年来高値322円抜けからの一段高が想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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