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玄葉大臣の菅内閣半年総括=静かに大きな改革が進んでいる。だがもどかしい

仙谷官房長官の問責決議が参院で可決された影響が、政局の波乱要因になっているが、政策立案、執行の部分でも影響を少なからず与えてきている。菅政権は「司令塔」を失いつつあり、窮地に陥っているが、そこにあって俄かに浮上してきたのが、玄葉国家戦略担当大臣兼民主党政調会長。[写真拡大]
【「霞ヶ関発・兜町着」直行便】
仙谷官房長官の問責決議が参院で可決された影響が、政局の波乱要因になっているが、政策立案、執行の部分でも影響を少なからず与えてきている。菅政権は「司令塔」を失いつつあり、窮地に陥っているが、そこにあって俄かに浮上してきたのが、玄葉国家戦略担当大臣兼民主党政調会長。子供手当て、基礎年金の国家負担分等の重要政策で指導力を発揮していると言われている。海江田経済財政大臣が菅首相、仙谷官房長官とソリが悪く、十分な働き場を得ていない中で、民主党政権の「成長株」として一人脚光を浴びている感じだ。その玄葉大臣、7日の記者会見で、こう聞かれた。「菅政権発足から半年を迎えますが、この半年の所感を国家戦略担当大臣として、政調会長として、二面からお答えいただきたい」と。先日、この欄で菅首相が同じ質問に答えた内容を紹介したが、読み比べてみたい。
半年ですか、こういうことを話し出したら切りがないような気もいたしますけれども、一言で言えば、もどかしいという思いは総理御自身も持っておられたと思いますし、私自身もそういう気持ちはございます。恐らく20年来自民党政権がやろうと思ってもできなかったことを何とか突破したいという思いで臨んでおられた。静かに大きな改革が進んでいるところが私はあると思っています。例えば、一括交付金、これは霞ヶ関の人員を大幅に少なくすることにつながります。霞ヶ関改革に確実につながる話でありますし、地球温暖化対策税を導入するというのも画期的な話になります。
同時に、ハイレベルの経済連携に踏み出して、農業対策もこれまでよりもかなり踏み込んで、幅広く展開をし、実現をしよう、つまり足腰の強い、持続可能な農業、農村にするために大きく展開をしようということは、今まで自民党政権がやろうと思ってもできなかった。だけれども、我々は実はやっている。やっているのですが、残念ながら政局の陰に隠れてしまうというもどかしさというのは、私もありますし、恐らく総理もおありではないかという気がいたします。
同時に、政策調査会自体は様々な評価はあろうかと思いますけれども、政策調査会を新しく立ち上げて、私はまあまあ順調に来たのではないかと思っております。去年の税調などは、10人とか20人しか最後は出席しなかったと峰崎参与から聞きました。今年は百数十名の議員が夜8時からの会議に出るというくらいの状況であります。
それぞれの提言について、100%とは言いません。また、一部若干方向感が違うのではないかというような提言も出てきたりしますけれども、最終的にこちらで判断できる材料というのは、ほぼ揃えていただいておりまして、また同時に多くの人たちがそれだけ参加をしていただいているということから、私は政策調査会はまあまあ思っていたとおり回っていると思っております。
また、国家戦略室については政治主導法案が通らないことがとても残念でありますけれども、一方、総理大臣指示という体制の下で、例えば経済連携についての基本方針を正に国家戦略室中心にまとめる、あるいは今後も経済連携について、特にハイレベル経済連携についての司令塔になるということになりましたし、今回、予算とか税についても、特に予算編成の基本方針をしっかりつくるということでございます。
さらに、松本環境大臣がカンクンから帰ってこられたら、地球温暖化の問題についての調整を本格的に開始をしたいと思っております。元々、現状の守備範囲の中ではフル回転できているのではないかと思っておりまして、まだ気が早いですけれども、新たな戦略課題という設定の問題も今、内部では浮上しているという状況でございます。
なかなかソフトで、正直で好感が持てる弁舌ではある。また自信を滲ませる発言ぶりである。分析、評価、見通しについては、まだまだ「大甘」だが、それは菅首相を庇う気持ちが先に出ているからだろう。もう少し持論、自説を前に出していけば、民主党の次のリーダーになる資質十分と見た。好漢自重せよ、いや、突破せよ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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