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【銘柄診断】セブン&アイHDはグループ内の業績に明暗、スーパーが焦点に
セブン&アイ・ホールディングス <3382> は11月1日の1848円から11月2160円まで短期の水準切り上げに動いたが、その後は利食い売りが先行するやや弱い展開に入っている。
今2月期は営業利益2400億円(前期2266億円)と順調な収益確保が見込まれているが、グループ内では明暗のばらつきが目立ち、業績の本格回復がはっきりと見通せないことで買いの手が上値に伸びないようだ。
収益好転の原動力になっているのがコンビニエンスストアのセブンイレブン。前期の下期から「近くて便利、食卓応援」を切り口として、女性や高齢者を中心とする買物・家事の省力化ニーズに対応した施策を本格化。こうした施策によって客層や利用方法が広がり、既存店には新たな成長余地が生まれつつある。
一方、イトーヨーカ堂はキャッシュバックセールに代表される値引き販促、食品の価格訴求戦略などがマイナスに働き、百貨店も過去に経営破たんによるリストラを経験しているため、同業他社と比べコスト削減余地が小さく業績も低迷を抜け出せない。
株価はこうした事情を汲みながらもみ合い推移が予想されるが、グループの中核であるスーパーの業績動向が今後の株価の方向性を決めることになりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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