良質な分譲マンションから連想して「不動産銘柄」=田北知見の銘柄ウオッチ

2010年12月3日 17:35

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

先日の夜、何気なくベランダから外を見て驚いた。今まで無かった(気づかなかった)所に忽然と大きなマンションが建ち、煌々と明かりが灯っていたのだ。そういえば、以前の一時期、家の郵便受けに、分譲マンションの宣伝チラシが何度か入っていたことを思い出した。チラリと見ただけの記憶だが、設備が充実した立派なマンションという印象だった。

先日の夜、何気なくベランダから外を見て驚いた。今まで無かった(気づかなかった)所に忽然と大きなマンションが建ち、煌々と明かりが灯っていたのだ。そういえば、以前の一時期、家の郵便受けに、分譲マンションの宣伝チラシが何度か入っていたことを思い出した。チラリと見ただけの記憶だが、設備が充実した立派なマンションという印象だった。[写真拡大]

(株式ジャーナリスト:田北知見の銘柄ウオッチ)

  先日の夜、何気なくベランダから外を見て驚いた。今まで無かった(気づかなかった)所に忽然と大きなマンションが建ち、煌々と明かりが灯っていたのだ。そういえば、以前の一時期、家の郵便受けに、分譲マンションの宣伝チラシが何度か入っていたことを思い出した。チラリと見ただけの記憶だが、設備が充実した立派なマンションという印象だった。

  その後、入ってきたチラシを見ると「第×期分譲、完売」「第△期分譲、受付中」といったようなことが書かれていた。今のような時期に、比較的早期に完売するとは、すごいと思った。分譲主は地元に本社のある中堅企業だ。住宅建設会社からスタートし、「リーズナブルな価格で、そのわりには良質な住宅をつくる」といわれて成長。現在はマンション分譲や賃貸関連事業なども行なっている。

  今回の分譲マンションも、そうした企業姿勢でつくられたのだろう。「今の時代でも、良いものをリーズナブルに提供すれば売れるのだなあ」と、当たり前のことを実感したのだった。

  上記から連想して、不動産業セクターで銘柄を探してみた。

★東急不動産 <8815> (東1)

  マンション、戸建て、オフィス、商業施設などの不動産総合ディベロッパー、東急不動産 <8815> (東1)を入れる。3日終値は5円高の386円。単位1000株。PERは約17.8倍、PBRは約1.0倍となっている。チャートは7月1日と同20日につけた年初来安値300円でダブル底を形成後、リバウンドトレンドとなっている。360円ラインの押し目を拾い、400円フシを目指してみる。11月24日付けのドイツ証券のレーティング(投資対象期間12ヵ月)では、投資判断「Buy」(買い)、目標株価460円とされた。同15日付けの三菱UFJモルガン・スタンレー証券のレーティング(投資対象期間12ヵ月以内)では、投資判断「アウトパフォーム」(強気)、目標株価480円とされている。

★住友不動産販売 <8870> (東1)

  不動産の売買・賃貸の仲介、受託販売事業などを行なっている住友不動産販売 <8870> (東1)を入れる。3日終値は55円高の3730円。単位10株。PERは約16.4倍、PBRは約1.7倍となっている。チャートは11月15日につけた直近安値3425円から反発したものの、その後は3700円ライン前後でモミ合っている。3600円台の押し目を拾い、4000円フシを目指す。バークレイズ・キャピタル証券の2日付けのレーティングでは、投資判断「オーバーウェイト」、目標株価5300円としている。SMBCフレンド調査センターは11月17日付けのレーティング(投資対象期間12~18ヵ月)で投資判断「オーバーウェイト」(強気)、目標株価4410円とした。(執筆者:田北知見 株式ジャーナリスト・日本インタビュ新聞社IR記者)

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