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イランの遠心分離機がサイバー攻撃を受けていた
maia 曰く、
11 月 29 日、イランのアハマディネジャド大統領は、同国のウラン濃縮施設の遠心分離機がコンピューターウイルスに感染していたことを認めた (ロイターの記事) 。
11 月中旬に全ての遠心分離機が一時的に停止していたことは、23 日に IAEA の報告書で明らかになり、ウイルスによる「サイバー攻撃」説が取り沙汰されていた (毎日 jp の記事) 。旧式の遠心分離機という事情もあるのかもしれないが、2009 年 2 月の稼働率は約 7 割、2010 年 8 月には約 4 割、11 月 5 日に一旦 6 割弱に回復し、その後停止、現在は回復という不安定な状況を呈しており、実はスタックスネット (W32.Stuxnet) と呼ばれるウイルスの攻撃を受けていたようだ。スタックスネットは既に日本でも確認されているが、USB メモリを介し、Windows の脆弱性を利用して、オフラインの制御システムに感染するらしい。しかしシマンテックのブログによれば、このウイルスは、ターゲットが絞られていおり、特殊な超高速回転するモーターの制御を狂わせるようになっており、この種の制御装置はウラン濃縮装置などに限られ、しかもフィンランドとイランのメーカー 2 社の製品だけに影響し、また感染がイランに集中しており、プログラムにイランへの警告とも受け取れる旧約聖書の登場人物を暗示する単語が書き込まれていたという (asahi.com の記事) 。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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