米国、テロ危険度の「5段階色分けシステム」をリニューアルへ

2010年11月28日 14:05

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記事提供元:スラド

 あるAnonymous Coward 曰く、

 米国土安全保障省は、テロ攻撃の危険度を5色で表すシステムのリニューアルを検討しているそうだ(LA Times本家/.)。
2002年から採用されているこのシステムでは、テロ攻撃の危険度が赤、オレンジ、黄、青、緑の5色で表される。最後に危険度が「赤」に引き上げられたのは2006年であり、その後4年間はずっと「黄色」のままであったとのこと。2009年のクリスマスには航空機爆破テロ未遂が発生したが、この際も危険度が引き上げられることは無かった。当局は新たなシステムなど検討中の事項に関して公に言及はできないとしながらも、オフレコでは「「役に立っていないシステムを取り替えることが目的」と述べたそうだ。

この5色システムは曖昧で分かり難く、人々はこれを意識するどころか馬鹿にすることも多かったという。危険度をそもそも「レベル分け」することが可能なのだろうか。このシステムが根本的なところから見直されるのか、似たような代替システムが登場するだけなのか気になるところだ。

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