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サイバー冷戦と米ソ冷戦の類似点
記事提供元:スラド
eggy 曰く、
米国家安全保障局の情報保全局長を務める Dickie George 氏は、RSA 委員会で、サイバー冷戦と米ソ冷戦には類似する点があると述べたとのこと (Network World の記事、本家 /. 記事より) 。
まず、米ソ連戦でいう軍隊の大きさ、核弾頭の備え、スパイのネットワークといった「やれること」や「資力」だが、サイバー冷戦の場合は、ハッカーが何千台というコンピューターを一度に攻撃できることや、暗号一つでシステムに潜入できることになぞらえている。また、先に月面着陸して相手を打倒したい・相手の機密情報を入手したいといった「意図」や「動機」は、企業の知的財産及び政府の機密情報や個人の金融資産を盗み出したいといったハッカーの目的に、そしてスペースシャトルを作ったり核爆弾の技術開発といった「手法」は、サイバー犯罪者がインターネットの連結性を逆手にとっていることになぞらえている。
最後に、米ソ冷戦の相互確証破壊戦略を「リスク回避」にあげ、サイバー冷戦の場合はリスクを回避する方法はほとんど無いとしながらも、ハッカーの攻撃から身を守り、戦いを制するためには、「標的として狙いにくい」ことをアピールするべく、導入したセキュリティーの透明化を図り、セキュリティー内容をエンドユーザーにも分かるようにするべきとしている。当然、最高のセキュリティーを導入し、脅威に対して四六時中監視を行うことが前提となる。
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