[時間管理]仕事を無理に抱え込んでいませんか？

　あまりにも多くのプロジェクトを抱えていると、自分の焦点をぼやけさせるだけでなく、自分の仕事が少ない状態で達成できていたはずの結果よりも低い成果しか得られなくなる可能性があります。

　この理由はシンプルです。現実的でないカレンダーやスケジュールはモチベーションを与えません。仕事を多くこなすためにはまず現実的に達成できる目標を設定する必要があります。

　しかし、現実的な範囲内で仕事をするということは実際の現場では難しいことです。特に昨今は他社との競合がますます激しくなり、これまで以上に会社の中で多くの役割を果たすことが求められがちです。それでも、長い目で見れば、度を超えた量の仕事をこなそうとすることは有益ではなく、結局うまくいきません。

　ここでは、時間の確保や仕事量の削減、強いストレスに対処するための簡単なヒントを紹介します。

■自分で何でも背負い込まないこと
　タイムマネジメントの専門家がためらわずに仕事を他の人に任せることをすすめるのには理由があります。これが唯一ともいえる方法だからです。他の社員やチームのメンバーでもその仕事をこなせること、また時には自分よりも少しうまくできることに困惑を覚えることも多いはずです。しかし、やってみるに値するステップです。

■重要ではないプロジェクトや担当をやめること
　もし今、自分の担当するプロジェクトと責任を持つべきことをすべて書き出すとしたら、10～12行を超えますか？もしそうなら、これを全部こなす時間を見つけるのは難しいはずです。いくつかを切り捨ててしまうのがよい時かもしれません。確かに自分がやると言っていたことから手を引くのは難しいことですが、他のすべての面がその仕事をすることによって苦境に陥るよりはよいことではないでしょうか。最もプライオリティの高い事に時間をあてられないような事態になっている場合は特にそう言えます。

■実現できるスケジュールを立てる
　もし今、自分のプロジェクトや責任を持つ仕事をやめることが不可能であるなら、自分の長期計画に関わらないことについてはすべて明確な終了期限や目標を立ててみましょう。そして、それらを終わらせるために着実に仕事を進めていきます。数週間か数ヶ月すれば、以前はカレンダーを埋め尽くしていた多くの責任から開放されているでしょう。