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スタンフォード大が神経細胞の結合をより細かに可視化
記事提供元:スラド
danceman 曰く、
スタンフォード大学の研究グループは、アレイ断層撮影法を用いることでネズミの大脳皮質の神経回路網をかつてないほど正確にマッピングすることに成功し、各神経細胞が結合される様を確認することができたとのこと (スタンフォード大医科大学院のニュース記事、Medical Daily の記事、本家 /. 記事より) 。
例えば健常な人の脳の場合、二千億個のニューロン (神経細胞) が隙間なく、何百兆もあるシナプスで結合されており、これまで複雑な神経回路網を把握することは非常に困難とされてきた。今回の方法は以下の通り。ネズミの大脳皮質を 70 ナノメーターの厚さに切り取り、3 グループに分けられた抗体に順に漬け込むのだが、次の抗体に漬け込む前に必ず化学洗浄を行う。こうすることで光を当てた時、シナプス・タンパク質に応じて 17 色に発光するのだそうだ。各抗体に漬け込む度に超高解像度で自動撮影が行われ記録される。最終的に切り取られた皮質を繋ぎ合わせ、回転する脳の三次元画像として処理される。
同研究グループは研究結果を受け、さらにアレイ断層撮影法を用いた研究を行い、シナプスの種類ごとの違いを詳しく調べ、神経科学の発展に繋げたいそうだ。学習過程やトラウマに残るような体験、またアルツハイマーといった様々な状態の中で、どの種類のシナプスがどれくらい増えたり減ったりするのかが分かるようになるとのこと。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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