Facebook、メールやIMなどを統合した新メッセージシステム「Messages」を発表

2010年11月17日 14:10

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記事提供元:スラド

  capra 曰く、

 FacebookのMark Zuckerberg CEOは米国時間15日、同サービスの新しいメッセージシステム「Messages」を発表した(cnet JapanINTERNET Watch本家/.)。

 Facebookのメッセージとチャットは3億5000万ユーザが利用しているとされており(アクティブユーザ数は5億)、1日あたりに送信されるメッセージ数は40億に上るというが、この度発表された「Messages」は、Facebookのメッセージや電子メール、他クライアントからのインスタントメッセージやテキストメッセージなどを統合した新しいメッセージシステム。ユーザは相手の名前を選びメッセージを入力するだけで、そのメッセージは相手に応じた適切な送信方法で送られるとのこと。メッセージに件名はなく、CcやBccといった項目もないという。ユーザには「facebook.com」のアドレスが提供されるが、Zuckerberg氏は「Messages」が「電子メールではない」新しいサービスであると強調する。

 メッセージは「Social Inbox」に相手ごとにまとまった形で保存されるとのこと。デフォルトでは「友人の友人」までのメッセージがInboxに表示され、それ以外は「Other」フォルダに分類されるが、「Other」フォルダから「Inbox」に移動することも可能。スパムもフィルタリングされるという。

 このサービスは段階的にロールアウトされており、現在はMessagesを利用してるユーザからの招待制となっているが、今後数ヶ月で全ユーザに提供される予定とのこと。

 このシステムが考案されるきっかけになったのは、「電子メールが『あまりに遅く』かつ『あまりにもフォーマル』である」として高校生らが電子メールよりもテキストメッセージやFacebookのメッセージを使用している事実だったそうだ。

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