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[時間管理]Effective or Efficient:有効的・効率的な時間管理術
ここ数年で、“効率性”よりも“有効性”(訳注:長期の目標への有効性・貢献性。原文では“effectiveness”)について関心が持たれることが多くなりました。これにはもっともな理由があります。ただ仕事を終わらせるだけでは十分ではなく、その仕事がまず第一にすべきこととしてふさわしいものであったかどうかということが重要な問題になるからです。
しかし、毎日実行しなければならない多数の小さな重要なタスクがあることに変わりはありません。すべてのタスクは長期的な目標に多く貢献するものでないとしても、必要なものです。
長期の目標への貢献性が重要だということを覚えること、todoリストの項目に対して効率的であることがともに重要です。効率性と有効性を最大化することは二つのシンプルなステップに分けることができます。
1.見えるところに長期的な目標を置いておくこと
タイムマネジメントを始める最も一般的な理由の一つが長期的な目標を感じ、日々の日常的な雑用をこなすことだけではそれがなし遂げられないことを感じることです。このために、より大きなスケールで達成することに挑戦していることを思い起こさせる視覚的なリマインダーを使って、毎日自分の目に付くところにそれを置いておくことです。これによって目標への焦点が失われてしまうのを防ぐことができます。
2.木を見て森を見ずという状態にならないこと
しかし、「いつか」の目標のためにあまりに囚われてしまって、「今この場」で必要なことへの関心を小さくしすぎてもいけません。事務作業や何かの順番待ちなどはすべて生活の一部として日常的に起こることです。そういった事を先延ばしにすると手がつけられなくなります。小さなことにも注意を払う習慣をもって、より大きなプロジェクトの邪魔になることがないようにしましょう。
別の見方をすれば、“有効性”は何が重要かを忘れず取り組み続けるかどうかに関わることです。一方で“効率性”は、物事を最小の時間と努力でこなすことに関わるものです。
有効性と効率性は全く別々のものではありません。一枚のコインの表と裏のようなものです。タイムマネジメントの計画を立てて実行しながら働くと、両方が意識されるはずです。生産性を最大限に高めるには、両方を持つことが重要です。
※この記事はKey Organization Systems提供の記事を財経新聞が日本向けに翻訳・編集したものです。
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