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野心的な目標設定と人材の多様性が、価値ある研究成果を生む
記事提供元:スラド
jonykatz 曰く、
科学技術政策研究所のリリース(pdf)によれば、一橋大学イノベーションと共同で行った大規模アンケートの結果、研究プロジェクトに対して野心的な目標設定を行い、人材の多様性が高い研究チームを形成することが、価値ある研究を生み出す可能性を高めることが示されたようだ。
この調査は、2001-2006年の日本が関与している論文において、被引用数が上位1%(トップ1%論文)とそれ以外の論文を抽出し、その著者に対して論文を生み出した研究プロジェクトについて尋ね、それぞれの抽出群を比較するという方式で行われたもの。
研究チームの人材の専門分野、専門スキル、生誕国、所属セクターを調べたところ、トップ1%論文を生み出した研究プロジェクトの方が、複数の項目に該当する人材の多様性が高い傾向にあり、またポストドクターなどの若い研究者の参加の比率が高いということが明らかになった。さらに、科学の進歩の方向を見据えることと共に野心的な研究目標の設定ということが、トップ1%論文を生み出した研究プロジェクトにおいて高い割合で実施されていることが分かったそうだ。
人材の多様性と野心的な目標設定というのは、どのような組織でも必要なのかもしれない。
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