国際テロ対策に絡む公安資料100点以上がウィニーに流出

2010年11月6日 15:50

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記事提供元:スラド

  maia 曰く

 既に旧聞に属するかもしれないが、警視庁公安部の内部資料等114点がウィニーに流出した(読売新聞の記事朝日新聞の記事産經新聞の記事など)。内容的には「国際テロ」に絡んだ極秘文書で、警視庁公安部外事3課が動向を探っている外国人のリストの他、「協力者に育成するまでの心得」、在日米軍の爆発物処理研修や、関東地方の国際テロ担当者を集めた会議の内容なども含まれる。大半はどうやら今年5月2日から4日の夜間や未明にPDFに変換されており、ルクセンブルグのサーバを介して、10月28日夜から29日夜にかけて放出されていた。ウイルスや、私的な文書が含まれていない事も、意図的な文書収集と意図的な放流を裏付ける。公安部から情報が流出した事は、信用失墜も甚だしく、外国情報機関からの情報提供にも影響を与える。なお、警視庁は文書が本物であるかどうかは明言しない方針のようだ。

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