タケダレース、中国拠点を倍増設

2010年10月15日 13:28

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記事提供元:日本繊維新聞

 インナーレース大手のタケダレース(福井、武田茂社長)は中国・寧波にある寧波武田紡織を来年を目途に倍増設することを決めた。同社は日本、タイにも拠点を持ち、インナー用レースの世界最大手の1つ。中国を「ローカルスタッフの人材育成も含め、主力拠点であるタイの2倍のスピードで拡大させる」(武田茂社長)考えで、急成長する中国市場に対応する。

 寧波武田紡織は、08年に資本金を800万㌦に増資、「現地の内部留保で運営してきたタイとは異なり、グループの総力を挙げて投資を実行する」(武田社長)。現在寧波武田の生産能力はタイの半分以下だが、中国当局の認可を受け、来年3月までに建屋を完工。その後は最新鋭機を中心に導入する計画。

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