コンビニ弁当「利用しない」は48.8%、最もおいしいのは「セブン」　マイボイスコム調査

　マイボイスコムの調査によると、コンビニ弁当を食べない人の割合が半数近くある一方、食べる頻度の多い人がここ数年で底打ちして増えつつあることが分かった。

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■コンビニ弁当「利用しない」が約半数

　10日、ネットリサーチサービスなどを提供するマイボイスコムが「コンビニ弁当に関するアンケート調査」を発表した。これは、10代から70代の男女1万237人を対象にインターネット調査を行ったもので、2017年6月についで10回目。

　コンビニ弁当を食べる頻度を尋ねたところ、「週に複数回」が5.9％、「週に1回程度」が7.0％、「月に2～3回」が11.5％、「月に1回程度」が26.8％、「利用しない」が48.8％だった。

■「週に複数回」食べる人が増加傾向

　「利用しない」と答えた人の割合は、2001年7月に実施した第1回調査では24.1％だったが、そこから徐々に増えていき前回調査の17年6月には50.9％と半数を超えた。今回調査では前回から2.1ポイント減となったものの、依然として高い水準が続いている。

　「週に複数回」と答えた人の割合は、1回調査の9.9％から徐々に減少し、13年6月の7回調査では4.6％にまで下がっていた。しかし、8回調査以降では3回連続で増加している。同様に「週に1回程度」「月に2～3回程度」と答えた人の割合も、ここ数回の調査で増える傾向にある。

■おいしい弁当は「セブン-イレブン」

　おいしいコンビニ弁当のチェーンを尋ねたところ、「セブン-イレブン」が54.7％と圧倒的で、ついで「ローソン」と「ファミリーマート」がともに10.8％、「セイコーマート」が2.7％、「ミニストップ」と「ポプラ」がともに0.7％、「デイリーヤマザキ」が0.6％などとなっている。

■「簡単」「面倒」「時間が無い」向けのコンビニ弁当

　コンビニ弁当を食べる機会について尋ねたところ、「食事を簡単に済ませたい」が38.7％で最多。その他、「食事や弁当を作るのが面倒」（31.2％）、「食事や弁当を作る時間が無い」（27.0％）、「早く済ませたい」（26.1％）、「一人で食事をする」（16.5％）、「移動中、旅行中など」（15.6％）、「職場や仕事先などでの食事」（15.2％）となっている。また3食のうちでは「朝食」が1.8％、「昼食」が28.7％、「夕食」が9.5％だった。

■「ごはん+おかず」セットが半数超

　よく食べるコンビニ弁当のタイプについて尋ねたところ、最も多かったのは「ごはん+おかず」（丼もの以外）で53.4％。以下、「麺類」（インスタント麺以外）（40.2％）、「丼もの」（35.5％）、「おにぎり+おかずのセット」（33.9％）、「カレー、オムライスなど（洋風のご飯もの）」（21.2％）、「チャーハン」（11.6％）などとなっている。また「特に決まっていない」との答えが12.4％あった。

　「ごはん+おかず」セットを選ぶのは男性が多め、「麺類」は女性の10～40代が多く、「カレー、オムライスなど（洋風のご飯もの）」は若年層、「チャーハン」は男性若年層が多いという。（記事：県田勢・記事一覧を見る）