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トヨタと日野自動車、東京都で燃料電池バスの実証実験
トヨタと日野は東京都で燃料電池バスの実証実験を実施する。写真は、燃料電池バスの外観(両社の発表資料より)[写真拡大]
トヨタ自動車と日野自動車は21日、7月24日から30日にかけて、東京都で燃料電池バス(以下、FCバス)の実証実験を実施すると発表した。実証実験は、トヨタと日野が共同で開発したFCバスを使って「外部電源供給システム公開給電実証」と「走行実証」を行う。
具体的には、燃料電池自動車(FCV)「MIRAI(ミライ)」向けに開発したシステム「トヨタフューエルセルシステム(TFCS)」を搭載したFCバスで、非常時を想定した外部電源供給システムの公開給電実証と、路線バスなど公共交通としての実用性を確認する走行実証を、東京都の協力を得て実施する。大都市における非常時の給電機能の実用性や、都内道路環境での走行性能を検証することにより、FCバスの技術開発を着実に推進していく。
水素を燃料として自ら発電して走るFCバスは、将来の水素社会実現に寄与する輸送手段として期待されており、トヨタと日野は、FCバスの市場導入に向けて技術開発を加速していく。
「外部電源供給システム公開給電実証」は7月25日(土)に東京都環境科学研究所(江東区)で1台のバスを使って行われる。「走行実証」は7月24日(金)及び27日(月)から30日(木)までで、東京都都心部および臨海地域で1台のバスを使って行われる。
使用される車両は、トヨタと日野が共同で開発したFCバスであり、日野のハイブリッド ノンステップ路線バスをベースに、FCV「MIRAI」向けに開発したTFCSを搭載。 出力を高めるためにFCスタックや モーターなどを2個搭載するほか、高圧水素タンクを8本搭載し、バス用に最適な設計を実施。TFCSはトヨタ、シャシーなどのバス本体は日野が担当した。(記事:町田光・記事一覧を見る)
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