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HondaJet、量産1号機が初飛行に成功
ホンダの航空機事業子会社ホンダ エアクラフト カンパニー(HACI)は27日(米国東部時間)、小型ビジネスジェット機「HondaJet」の量産1号機が初飛行に成功したと発表した。
同社によると、量産1号機はHACI本社がある米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市のピードモントトライアッド国際空港を離陸し、飛行特性や各種システムの機能試験を行ったあと、HACIの従業員1,000人以上が見守る中、飛行試験を無事に完了した。
これによって、これまで米国連邦航空局(FAA)の型式証明(TC:Type Certification)取得のために飛行試験を重ねてきた認定試験用機に加え、量産1号機についても飛行が開始されるという。
HondaJetの開発責任者であるHACIの藤野道格社長は、「HondaJetは優れた技術力とものづくりにかける情熱の結集であり、今回の量産1号機の初飛行は最先端の小型ビジネスジェットをお届けする上での重要な節目となります」とコメントしている。
HondaJetは、量産1号機に施されたパールグリーンにメタリックゴールドのストライプというカラーリングに加え、シルバー、赤、黄、青の全5色のカラーバリエーションを揃え、北米と欧州で受注を開始している。現在、生産工場では量産開始に向けて準備が着実に進められており、初飛行に成功した量産1号機を含めて既に10機が最終組み立て段階にあるという。
今後は、2015年1月~3月に予定されているFAAの型式証明の取得後、すみやかなデリバリー開始を目指すという。
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