セイコー、「プレザージュ」に白檀塗モデル 2000本限定で発売へ

2018年12月1日 21:52

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<セイコー プレザージュ>プレステージライン 漆・白檀塗 限定モデル。(画像:セイコーウオッチ発表資料より)

<セイコー プレザージュ>プレステージライン 漆・白檀塗 限定モデル。(画像:セイコーウオッチ発表資料より)[写真拡大]

 セイコーウオッチは、本格機械式時計ブランド「セイコー プレザージュ」から、漆芸・白檀塗(びゃくだんぬり)を用いたモデルを、世界限定2,000本で12月8日に発売する。希望小売価格は税抜27万円。

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 プレザージュは2011年に誕生したブランドである。当初は日本および中国、東アジアでの展開戦略をとっていた。手巻き付き自動巻ムーブメント、サファイアガラス、10気圧防水が標準仕様となっており、全モデルが自社開発の機械式ムーブメント搭載。基本的に純国産モデルであり、メイド・イン・ジャパンを売りにした国際販売戦略を取っている。

 プレザージュのシリーズは廉価モデルのベーシック、高級モデルのアップグレード、そして最高級モデルのプレステージがある。白檀塗モデルはプレステージラインである。

 漆・白檀塗限定モデルは、品番がSARW045、ケースはステンレススチールで、ダイヤルは名の通り漆を使用。ストラップはクロコダイルで、ガラス素材はデュアルカーブサファイアガラス(スーパークリアコーティング)。10気圧防水の日常生活用強化防水に、JIS耐磁時計1種の耐磁性能を持つ。

 ムーブメントはメカニカルムーブメント「キャリバ―6R21」。巻き上げは手巻き付き自動巻、パワーリザーブは約45時間。カレンダー表示機能、パワーリザーブ表示機能がある。

 さて、白檀塗というのは古来より伝わる伝統的な漆芸の一種である。この腕時計には、その表現技法として、「金属のダイヤルに敷かれる黒漆」「独特の飴色を生む白檀塗」「優美な金色の蒔絵」という3種の漆芸が使われている。もともとプレザージュの漆黒のダイヤルは金属と漆を直接結び付けるもので、何十回も塗りと研ぎを繰り返して作られているが、この作品では、漆黒のダイヤルの上にさらに白檀漆による飴色が施されている。

 なお、数量限定モデルであるのでシリアルナンバーが記され、販売時は桐箱入りである。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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