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JR東日本、子ども見守りサービス「まもレール」10月開始
「まもレール」イメージポスター(画像:JR東日本発表資料より)[写真拡大]
東日本旅客鉄道(JR東日本)とセントラル警備保障は7日、IC乗車券を利用した子供見守りサービス「まもレール」を10月1日から開始すると発表した。小学生から高校生までの児童生徒を対象とし、IC乗車券を利用して駅の改札を通過したことを、保護者にメール等で通知する。
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利用料金は、児童生徒1名1通知先あたり月額540円から。10月1日のサービス開始に先立ち、13日から公式サイトで申込受付を開始する。
10月1日から、山手線及び中央線(東京駅~高尾駅)の57駅でサービスを開始し、2018年春までに首都圏244駅にサービス拡大予定であるとしている。
「まもレール」の申込みには、事前に利用する児童生徒の名前が登録されたMySuica、Suica定期券、記名PASMO、PASMO定期券のいずれかが必要。モバイルSuicaは対象外であり、また、児童生徒本人が登録されていない無記名のSuicaやPASMOは利用できない。プライバシー保護の観点から、申込みは同居の保護者に限るとしており、前述のIC乗車券のほか、申し込んだ保護者と児童生徒の関係を証明できる住民票・健康保険証も必要である。申込みは公式サイトのみでの受け付けとなる。
「まもレール」に登録すると、児童生徒が乗車駅・降車駅の改札を通過した際、申込時に保護者が登録したメールアドレスもしくはJR東日本アプリに通知が送信される。自宅や学校の最寄り駅の通過情報を確認できるため、保護者は子どもの居場所をある程度予測して行動できる。まもレール公式サイトでは、帰宅時間の目安がわかることで保護者の不安軽減につながるとPRしている。また、学校に到着していない場合や帰宅が遅れている場合でも、通過履歴を参照することで、子どもの現在地を推測することも可能であるとしている。
契約の受付などの管理・運営は、セントラル警備保障が担当する。同社はJR東日本の持分法適用会社であり、JR東日本の駅や駅ビル、車両センター等の警備は同社が担当している。(記事:松村美風・記事一覧を見る)
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