日産と三菱自、協業による新型軽自動車の車名と外観デザインを公表

2013年3月8日 16:16

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日産自動車「DAYZ(デイズ)」(画像:日産自動車)

日産自動車「DAYZ(デイズ)」(画像:日産自動車)[写真拡大]

  • 日産自動車「DAYZ(デイズ)ハイウェイスター」(画像:日産自動車)
  • 三菱自動車「eKワゴン」(画像:三菱自動車)
  • 三菱自動車「eKカスタム」(画像:三菱自動車)

 日産自動車と三菱自動車工業は8日、両社の合弁事業によって企画・開発された新型軽自動車の車名およびエクステリアデザインを公表した。新型軽自動車は、日産からは「DAYZ(デイズ)」、「DAYZ(デイズ) ハイウェイスター」というまったく新しいモデルネームで、三菱自動車からは三菱軽自動車の代表モデルネーム「eK(いい軽)」シリーズを踏襲し、「eKワゴン」、「eKカスタム」として、それぞれ今年6月に発売される予定。

 同新型軽自動車は、日本市場における軽自動車事業に関わる日産と三菱自動車の合弁会社NMKVが、両社向けに商品企画・開発を行ったもの。同モデルは、NMKVを通じて商品企画・開発・デザイン・購買等、それぞれの分野における両社の強みを融合することで、優れた燃費性能や広く快適な室内空間など高い商品競争力を備えている。

 また、商品の企画段階から協業を推し進めることで、これまでのOEMでは成し得なかった両社でまったく異なるデザインテイストを織り込み、日産、三菱自動車それぞれのブランドアイデンティティを体現する革新的なデザインを実現した。

 日産が投入するモデルは、「毎日(DAYS)を、昨日までと違う楽しい日々に変えていく」という顧客に提供する価値を、「S」を反転した「Z」という表記に込めて「DAYZ(デイズ)」と名付けた。「DAYZ」および「DAYZ ハイウェイスター」は、日産が初めて軽の商品企画・開発・デザイン段階から入ったことで、これまでの軽にとらわれない日産らしい躍動感溢れるデザインと上質な室内空間、さらに優れた低燃費性能を実現した新しい軽自動車となった。

 一方、三菱自動車が投入する「eKワゴン」「eKカスタム」は、「快適空間と運転のし易さ」「軽自動車の枠を超える上質感」「優れた低燃費性能」など、これからの“いい軽”に求められるニーズを高いレベルで実現している。

 日産と三菱自動車は2010年12月に事業協力関係の拡大について合意しており、NMKVによる日本市場における軽自動車事業の協業はこのプロジェクトの一環となる。

 両社は今後もNMKVによるシナジーを最大限生かし、ともに軽自動車事業の競争力強化を図っていく。すでに今回公表した第1弾モデルに続く第2弾として、スーパーハイトワゴンタイプの新型軽自動車の企画・開発を、2014年初頭の市場投入に向けて進めている。

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