ネット婚活、4分の1は「女性が1~5歳上」

2013年9月8日 10:56

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記事提供元:エコノミックニュース

 「婚活」ブームが始まってから約5年が過ぎた。きっかけは、2008年にベストセラーとなった『「婚活」時代』(山田昌弘・白河桃子著)。「昔のように、じっと待っているだけでは結婚できない。就活と同じように婚活が必要だ」という同書のメッセージは、多くの独身者に結婚への意識を高めさせた。街コンやネット婚活などさまざまな婚活ビジネスが花開き、その市場規模は現在、500~600億といわれている(日本結婚相談所連盟「婚活ビジネス市場の傾向」)。

 では、ネット婚活の利用実態はどうなっているのか。婚活サービスを提供する(株)IBJが、自社サービスを使って連絡先交換をした20代~50代の未婚男女6242名を対象に調査したところ、連絡先交換した男女のうち最も多かった組み合わせは「男性が6~10歳年上」で、全体の約3分の1を占めた。次に多かったのは「女性が1~5歳年上」で、連絡先を交換した男女のうち4分の1を占めている(「ネット婚活での連絡先交換状況」)。

 ネット婚活では会う前にメールでやりとりするのが一般的なので、女性が自分の年齢をそれほど気にせずにすんでいる。IBJ総合婚活プロデューサーの北野貴子氏によると、女性は自分の年齢を実際より約6歳若く見積もる傾向があり、実際に見た目が実年齢より若く見える女性も多いという。そのため「相手がOKであれば自分より年下の男性とも抵抗なく交際ができる女性が多く」、「相手さえ良ければ」と年下男性との交際を希望する女性も珍しくない。

 見た目年齢も中身も若い彼女たちは、年下の男性に対し同世代のような感覚を持っている。さらに彼女たちは「見た目が若いだけでなく、実年齢相応に人生経験が豊かで、メールのやり取りをするにしても話題が豊富で相手への気遣いができ、男性にとって魅力的な女性に映りやすい」。顔の見えないネット婚活において、女性にとっては年齢や容姿よりもむしろ「中身で勝負」といえそうだ。(編集担当:北条かや)

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