ドコモ、KDDI、ソフトバンクなど携帯5社、SMSの相互利用が可能に

2011年6月2日 01:15

印刷

 NTTドコモ、KDDIと沖縄セルラー電話、ソフトバンクモバイル、イー・アクセスの携帯電話5社は1日、第三世代携帯電話 (3G) におけるショートメッセージサービス (SMS) の事業者間接続を、7月13日から開始すると発表した。これまでは、契約した会社の携帯電話同士のみでSMSの送受信が可能だったが、今後は他社携帯電話との間でもSMSの送受信が可能になる。

 今回の決定を受け、携帯各社は料金などの面で、それぞれ独自の対応をとっていく方針。NTTドコモは、送信料について、「送達通知なし」の場合で1通あたり5.25円、「送達通知あり」の場合で1通あたり7.35円の現行制度を改め、7月13日以降は一律3.15円でサービスを提供する。受信料は無料。

 KDDIは、Cメール対応のauケータイ・auスマートフォンを利用の顧客を対象とし、他社携帯電話あてに送信する場合も含め、すべて同一料金とする。料金は、送信が、国内での利用の場合で1通あたり3.15円、海外での利用の場合は1通あたり100円となる。受信は無料。

 また、今年6月以降に発売される一部機種において、Cメールで利用できる文字数を、全角文字で70文字、半角文字で140文字まで拡張する。改行入力も可能。さらに、迷惑Cメール防止対策として、7月13日以降はCメールの送信限度数を、1日200通または1ヶ月6000通に変更する(現在は1ヶ月6000通)。

 ソフトバンクモバイルも、加入しているプランに関わらず、送信料は1通3.15円、受信料は無料でサービスを提供する。ソフトバンク携帯電話間(ディズニー・モバイル含む)での国内におけるSMSは、ホワイトプランであればこれまでどおり送受信無料で利用できる。

 イー・アクセスについても、現在、イー・モバイルの携帯電話あてのSMSの送信料は1通あたり2.1円だが、他社携帯電話あてのSMSも1通あたり2.1円で提供する。


関連記事