綿半ホールディングスは25年3月期中間期および通期連結業績予想を上方修正、建設・小売事業が牽引

2024年10月28日 09:36

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

(業績修正速報)  綿半ホールディングス<3199>(東証プライム)は、10月25日に25年3月期中間期(第2四半期累計)および通期連結業績予想の上方修正を発表した。期初予想に対して建設事業の工事が順調に進捗し、小売事業の収益性向上も寄与して増収増益幅が拡大する見込みだ。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は上値を切り下げる形となったが調整一巡感を強めている。上方修正を評価して戻りを試す展開を期待したい。なお10月28日に25年3月期第2四半期決算発表を予定している。

■25年3月期中間期および通期連結業績予想を上方修正

 修正後の25年3月期中間期(第2四半期累計)連結業績予想は、売上高が前期比5.3%増の652億70百万円、営業利益が70.1%増の17億55百万円、経常利益が41.4%増の17億83百万円、親会社株主帰属中間純利益が61.9%増の12億40百万円、通期連結業績予想は売上高が5.4%増の1350億円、営業利益が24.0%増の35億円、経常利益が14.3%増の37億円、親会社株主帰属当期純利益が10.6%増の20億50百万円とした。

 期初予想(5月10日公表)に対して、中間期については売上高を17億70百万円、営業利益を6億35百万円、経常利益を5億03百万円、親会社株主帰属中間純利益を4億70百万円、通期については売上高を30億円、営業利益を3億30百万円、経常利益を3億30百万円、親会社株主帰属当期純利益を1億50百万円、それぞれ上方修正した。

 期初予想に対して建設事業の工事が順調に進捗し、小売事業の収益性向上も寄与して増収増益幅が拡大する見込みだ。配当予想は据え置いて24年3月期比1円増配の24円(期末一括)としている。10期連続増配予想で予想配当性向は23.4%となる。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。

■株価は調整一巡

 株価は上値を切り下げる形となったが調整一巡感を強めている。上方修正を評価して戻りを試す展開を期待したい。10月25日の終値は1670円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS102円76銭で算出)は約16倍、今期予想配当利回り(会社予想の24円で算出)は約1.4%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1143円40銭で算出)は約1.5倍、そして時価総額は約333億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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