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ISSでまた冷却剤漏れ、今度はロシアの実験モジュール「ナウカ」
記事提供元:スラド
たびたび問題となっているISSのロシア区画での冷却剤漏れ問題だが、10日にも冷却剤の漏れが発生していることが判明したそうだ。この冷却剤漏れは、多目的実験モジュール「ナウカ(Nauka)」にある補助ラジエーターで確認された。NASAによると、日本時間10日2時頃、ISSの外部カメラで捉えた映像を見たジョンソン宇宙センターの管制官がナウカのラジエーターから薄片状の物質が放出されているのを発見したという(sorae、CNN、東京新聞)。
冷却装置は二つあり、漏れたのは予備。ナウカの主ラジエーターは正常に動作しており、この漏れがISSの運用や乗組員には影響を及ぼさないとのこと。原因は調査中。このナウカは科学実験用のモジュールで、船内外での実験に使用されている。ISSではロシアの宇宙船やモジュールから冷却剤漏れが相次いでおり、今回のトラブルは約1年間の期間に起きた3回目の事例だという。原因については微小隕石の衝突などが疑われている(関連過去記事、その2)。
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