人の脳から体長8センチの生きた寄生虫が摘出される

2023年9月2日 09:02

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記事提供元:スラド

オーストラリア在住の64歳女性の脳から、ミミズのような形をした全長8センチの生きた線虫が発見されたと報道されている。女性は腹痛や下痢に悩まされ、後には物忘れやうつ病の症状が現れたため、MRI検査が行われた。その結果、脳に異常が見つかり、手術が行われることとなった。手術を行った医師は、皮膚に見える異常部位を切開した際に異物を発見、それを引っ張り出したと述べている。こうした事例は世界初であるという。専門家によれば、線虫はニシキヘビの排泄物に紛れて草に付着し、女性が野草を食べることで体内に取り込んだ可能性が指摘されている。女性は現在回復し、自宅で過ごしているそうだ(テレ朝NEWSTBS NEWS DIGABEMA TIMES)。

あるAnonymous Coward 曰く、 女性は一昨年から腹痛や下痢に悩まされ、数カ月後には物忘れやうつ病の症状を訴えっていたという。今回摘出されたのは、ニシキヘビからよく見つかる寄生虫で、野草を食べて感染したとみられている。生きた線虫が脳から取り出されるのは世界で初めてだという。

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