トヨタ、「GR Supra GT4 EVO」発売 2023シーズンから導入のレース専用車

2022年11月1日 11:28

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GR Supra GT4 EVO(画像: トヨタ発表資料より)

GR Supra GT4 EVO(画像: トヨタ発表資料より)[写真拡大]

 トヨタのスポーツ部門であるTOYOTA GAZOO Racingは10月28日、「GR Supra GT4 EVO」を発売した。モータースポーツでのノウハウを活用した結果、従来のSupraからペックを向上させた。

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 Supra(スープラ)は1978年に初代が登場。一度の生産終了をはさみ、2019年に復活を果たした。現在は市販車だけでなく、レーシングモデルが世界中で活躍している。国内だけでなく、国際レースでの勝利経験もある。

 GR Supra GT4 EVOは、2023年シーズンからレーシングチームでの使用を想定している。従来のレーシングモデルからコントロール性能を向上させた。

 スペックでは、コントロール向上が主なテーマだ。ブレーキ部品やABSセッティングなどを改めており、スタビライザーバーやアブソーバーの最適化により、ハンドリングを向上させた。加えてコーナリングスピードも速くなったという。

 リニアな車両応答の向上も目指し、冷却効率もレベルアップ。3.0L 6気筒ターボの出力も上げており、回転数に合わせたトルクの変化にも気をつかった。レーシングドライバーが思いどおりに操れるクルマを目指している。

 すでにGR Supra GT4を所有する場合、EVOモデルの改良部品によるアップグレードキットを提供予定。EVOモデルの実戦デビュー予定は、2023年1月にデイトナ24時間レースの前座として行われる、IMSAミシュラン・パイロット・チャレンジ第1戦となる。

 販売予定価格は18万6000ユーロ。

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