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シアトル断層で地震発生すると津波が湾内で発生、数分でシアトル市などに到達
headless 曰く、 シアトル断層で地震が発生するとピュージェット湾内で津波が発生し、数分でシアトル市の沿岸部などに到達するという研究結果を米ワシントン州天然資源局が発表している(ニュースリリース、GeekWire の記事 [1]、[2]、動画)。
シアトル断層はピュージェット湾からシアトル市街地にかけて東西に走る。最後に地震が発生したのはおよそ 1,100 年前だが、地質学的証拠によれば過去 3,500 年の間に推定マグニチュード 6.5 の地震がさらに 5 回起きている。今回の研究はシアトル断層が引き起こす津波の緊急避難計画を作るため、発生する可能性の低い非常に大きな地震を想定したモデルを使用しているそうだ。
それによると、ベインブリッジ島東側やエリオット湾、アルカイ岬には 3 分以内に津波が到達し、津波による浸水と強い水流は地震から 3 時間以上続くという。シアトル都市圏の沿岸部では津波による浸水が 6 mを超え、大観覧車シアトルグレートホイール付近の浸水は 13 m近い。タコマ港の浸水は 2 m以内だが、港全体が浸水する。
津波が到達するまでの時間が短いことから、地震発生時に推奨される「その場で姿勢を低くして頭を守る」という安全策に従うべきか、とにかく逃げるべきか悩む人もいるようだ。天然資源局のニュースリリースでは、地震を感じたら初めにその場で安全を確保し、その後できるだけ速く内陸の高地へ避難するよう呼びかけている。ワシントン州危機管理課のマクシミリアン・ディクソン氏は、最も近い高地の場所や最短経路を知っておくことが重要だと述べ、準備の必要性を強調した。
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