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日産リーフ、2022年モデルを欧州で発表 特徴的なホイールと新ブランドロゴ
日産自動車は23日、フランスのパリで2022年モデルとなる新型リーフを発表した。今回の主な変更点は、新しいホイールデザインに、新ロゴをフロントグリルとリアエンブレムに採用したエクステリアの小変更だ。
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リーフは、電気自動車の量産車として2010年に登場し、2014年には世界累計販売台数10万台を達成。2017年には、初代リーフのウィークポイントであった航続距離を大幅に改善して2代目が登場している。
2代目登場当初は、国内で先行発表・発売し、数カ月遅れて欧州で販売すると発表していた。それが、2019年モデルを最後に、日本で最初に発表されることがない。
欧州では2035年までにガソリン車、ディーゼル車共に販売を禁止され、EV車普及への取り組みが加速している。欧州から始まった本格的なEV化へのシフトが、発表先の優先度に大きくかかわっているのだろう。
日産も2月17日、2030年までに23台の電動モデルを発表し、内15台は完全なEV車、つまりリーフと同じクルマを登場させると発表している。今回登場した2022年モデルのリーフは、2030年までに登場させるEV車の重要な役割を担っているという。
今回登場したリーフ2022年モデルは、16インチと17インチのアルミホイールが用意されるのは従来と同じだが、ホイールデザインが非常に特徴的だ。メインの5本スポークから細いスポークがリムに向かい伸びる様は、まるでモーターの電磁コイルを連想させる。そして、リムでシルバーに光り輝いていることで、本来ブラックのリムがシルバーに見える演出となっており、非常におしゃれだ。
この他、フロントカメラはこれまでフロントエンブレム内に組み込まれていたが、2022年モデルでは、エンブレムの直下に移動し、エンブレムデザインを損なわない工夫が取られた。
また、ボディカラーも日本未導入の「キャッシュカイ」や「アリア」に採用された豊かで成熟したトーンのユニバーサルブルーと、活気のある感覚を高めるマグネティックブルーの新カラー2色を導入。2022年4月から欧州で販売される予定だ。(記事:小泉嘉史・記事一覧を見る)
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