札幌市大通地区で来春開業の複合施設、名称が「札幌4丁目プレイス」に

2024年12月17日 09:57

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札幌4丁目プレイスの開業イメージ(鹿島建設発表資料より)

札幌4丁目プレイスの開業イメージ(鹿島建設発表資料より)[写真拡大]

 鹿島建設は札幌市大通地区で整備している複合施設(中央区南1条西)のビル名称を「札幌4丁目プレイス」、商業施設名を「4PLA(プラ)」と決めた。長く若者文化を発信し、大通地区のランドマークとなっていたファッションビル「4丁目プラザ」(通称4プラ)の跡地に建てられることから、4プラ後継施設の新たなランドマークとして市民に親しまれたいとする思いを商業施設の名称に込めている。

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 札幌4丁目プレイスは、南1西4スクランブル交差点(4丁目十字街)に面した約1,500平方メートルに整備中の鉄骨一部鉄筋コンクリート地下2階、地上13階建て延べ約1万9,000平方メートル。地下1階から地上3階に商業施設、地上4階以上にオフィスが入る。

 商業施設の専有面積は約1,800平方メートル。地下1階は飲食フロアで、隣接する「さっぽろ地下街ポールタウン」に直結した空間に個性豊かな7店舗を集め、「オドリバ大通バル」を展開する。1階はビルの顔となる物販店、2、3階は明るく開放的なエリアとし、物販、飲食店を集める。

 1階と3階には誰でも気軽に利用できる共用空間の「まちのリビング」を置く。特に3階は壁面や天井に植栽を施すほか、床一面に人工芝を敷き、公園のようにリラックスできる場所にする。外周部には屋外テラスを設置、商業施設のにぎわいを演出して大通地区を盛り上げる役割を果たす。

 建設場所周辺は百貨店の札幌三越、ショッピングセンターの札幌パルコなどが並ぶ札幌市の中心市街地。札幌4丁目プレイスは市営地下鉄大通駅と地下で直結するほか、札幌市電西4丁目電停から歩いて1分の場所に位置する。鹿島建設が2023年から建設工事を進めており、2025年春の開業を予定している。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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