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半導体原料のシリコン価格、約2カ月で300%上昇
記事提供元:スラド
半導体の元となっているシリコンの価格が急激に上昇しているそうだ。中国で減産が起きており、ここ2か月足らずで材料価格が300%も上昇しているとのこと。原因としては以前にも取り上げた中国の電力事情が影響していると報じられている。主要生産地の一つである雲南省では、9月から12月までの間、8月の水準から比較して90%の減産が命じられたとしている。この結果、金属シリコンは1トンあたり1200ドルから2400ドルだった価格が10440ドルにまで上昇している。太陽電池など実際の製品にも価格転嫁の動きが出ているとしている(AppleInsider、iPhone Mania)。
少し前の鉄鋼新聞の記事によれば、中国生産の金属シリコンは世界生産の6割以上を占めているとされる。9月15日段階の記事によると、原料である石炭価格の上昇、電力制限、硅石品位の低下による生産効率の悪化なども原因であるとしている(鉄鋼新聞)。
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