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南アフリカランド円は、景況感の悪化から上値の重い展開が続きそう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
*17:56JST 南アフリカランド円は、景況感の悪化から上値の重い展開が続きそう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、南アフリカランド円についてのレポートを紹介します。
陳さんはまず、『今週の南アフリカランド円は、景況感の悪化から上値の重い展開が続きそうだ』と述べています。
南アフリカ商工会議所(SACCI)が11日発表した7月の企業景況感指数について、『93.2と、6月の96.2から低下した。5月には3年超ぶりの高水準である97.0を記録していたが、法廷侮辱罪で有罪判決を受けたズマ前大統領が収監されたことを受けて各地で暴動が発生し、景況感が悪化した。暴動は直ちに略奪行為に変質、企業や店舗数100カ所が破壊され、300人以上が死亡した。SACCIは声明で、「7月に国内の一部地域で発生した一連の略奪・破壊行為は、どんな動機にせよ、社会の一体性、成長、雇用に悪影響を与えた」と指摘した』と解説しています。
続けて、『ズマ前大統領の汚職疑惑に絡んだ暴動は、約1週間続き、300人以上が死亡した。焼き打ちや略奪などの被害を受けた商業施設は少なくとも4万軒にのぼったという。長期にわたる経済低迷に加え、2020年は新型コロナウイルスの感染拡大で前年比マイナス7%に沈んだ南ア経済にとってさらなる打撃となった』と伝えています。
また、『米格付け会社S&Pグローバル・レーティングは今回の暴動が21年通年の国内総生産(GDP)を0.7%下押しすると予測。社会の分断から類似の暴動が今後も起こる可能性が指摘されている。外国企業は投資に躊躇せざるをえないだろう』と言及しています。
今週の南アフリカランド円について、『18日発表の南ア7月消費者物価指数(CPI)が注目されよう。予想は前年比で4.7%と前回の4.9%よりは低下する見込み。南アフリカ中銀のインフレ目標率である3.0~6.0%にとどまる見込み。暴動による経済回復の後退もあり、政策金利の引き上げを促すことにはならないだろう』と考察しています。
こうしたことから、陳さんは、今週のレンジについて、『7.30円~7.60円』と予想しています。
参考にしてみてくださいね。
上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の8月17日付「南アフリカランド円今週の予想(8月16日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコリサーチレポーター 花田浩菜《FA》
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