関連記事
総務省、スマホに海賊版サイトのフィルタリング機能標準搭載を目指す
あるAnonymous Coward 曰く、 総務省は25日、インターネット上の海賊版対策に係る政策メニューを公表した(報道資料、共同通信の記事、PDF)。
これは2021年1月1日に施行される著作権法改正(海賊版コンテンツのダウンロード違法化)に合わせ、ユーザに対する情報モラル及びICTリテラシーの向上のための啓発活動、セキュリティ対策ソフトによるアクセス抑止方策の促進、発信者情報開示に関する取組、海賊版対策に向けた国際連携の推進といった、インターネット上の海賊版サイト対策を取りまとめたものとなる。
総務省はセキュリティ事業者や携帯電話事業者が提供するセキュリティ対策ソフトに海賊版サイトへのアクセス抑止機能(いわゆるフィルタリング機能)が導入されるよう働きかけているという。今年11月に実施したセキュリティ対策ソフトにおけるアクセス抑止機能に対するユーザへのアンケート調査では、8割以上の回答者が警告画面表示機能に前向きな回答を寄せていることも挙げている。
共同通信によると、出版業界が作っている海賊版サイトのリストをセキュリティ事業者に提供してフィルタリング機能に取り込んでもらうが、利用者の選択を尊重し、解除も可能となる方向とのことだ。
総務省では今回の公表に先立ち、昨年4月からインターネット上の海賊版サイトへのアクセス抑止方策に関する検討会を開催していた。
なお、既に録音物や録画物の海賊版をダウンロードする行為は違法だが、1月1日からは著作物全般に拡大される。
スラドのコメントを読む | YROセクション | YRO | 海賊行為
関連ストーリー:
改正著作権法、可決・成立 2020年06月05日
自民党、著作権法改正案について「著作権者の利益を不当に害しないと認められる特別な事情がある場合を除く」ことで合意 2020年02月26日
ダウンロード違法化の対象拡大、「軽微であれば違法としない」方針へ。「著作権者の利益を不当に害する場合のみ」との制限については一部団体が反対 2020年01月09日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク