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Apple、iOS・iPadOSを早くも14.2にアップデート
Appleは5日、iOS 14.2とiPadOS 14.2を含む各種同社デバイスのOSアップデートを公開した。前回のiOSアップデートは10月20日に行われており、昨年のiOS 13.0リリース時と同様、ハイピッチでOSの更新が行われていることに注目が必要だ。
【前回のアップデートは】Apple、「iOS 14.1」「iPadOS 14.1」など各種アップデートを公開
■iOS 14.2およびiPadOS 14.2の詳細
本バージョンでは、10件の機能向上、15件のバグフィックスおよび24件のセキュリティアップデートが含まれている。
●機能向上の詳細
主なものとしては、100件以上の新しい絵文字、8点のダークモードとライトモードに対応した壁紙が追加されたほか、ヘッドフォンの音量をコントロールし聴力に悪影響を与えることを減らす機能、新型コロナ対策に対応した機能などが追加されている。
●バグフィックスの詳細
ロック画面のキーボードでパスコードをうまく入力できない問題、Apple Watchとの連携に関する不具合、デバイスがワイヤレスで充電できない問題など、既知の問題へ対応した。
●セキュリティアップデートの詳細
特別に細工された悪意のあるオーディオファイルを再生すると、任意のコードが実行されてしまう問題(CVE-2020-27910、CVE-2020-27916)、クラッシュレポートでローカルの攻撃者が特権階級に昇格できてしまう問題(CVE-2020-10003)、フォントパーサーで悪意ある特別に細工されたフォントを使用すると任意のコードを実行できてしまう問題(CVE-2020-27930、CVE-2020-27927)などのほか、多くの脆弱性に対応するパッチが提供された。
また同時に、Apple Watchではシリーズ3用のwatchOSが7.1へ、1と2用のwatchOSが6.2.9へ、tvOSが14.2へアップデートされたほか、macOSへのアップデートも提供されている。
とくにユーザーの多いiOS、iPadOSは9月に14.0が提供されて以来大きな不具合情報などは報告されてこなかったが、小さな不具合が見つかっており、小規模な機能改善とともに約2週間に1度という頻度で更新が提供されている点が注目にあたいする。今後もしばらくはApple製OSの動向から目が離せいないだろう。(記事:kurishobo・記事一覧を見る)
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