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点字学習用レゴブロック「LEGO Braille Bricks」の提供開始 7カ国から
headless 曰く、 LEGO FoundationとLEGO Groupは20日、点字学習用レゴブロック「LEGO Braille Bricks」を7か国で正式に提供開始することを発表した(プレスリリース、 公式サイトのAboutページ、 SlashGearの記事、 動画)。
LEGO Braille Bricksはレゴブロックのスタッド(突起)で点字が表現されている。映像で見る限りレゴブロック2×4がベースとなっているようだ。縦置きにした状態で上3列分のスタッドが点字表現用に使われており、下1列分はスタッドなし。このスペースには点字の示す文字が印字され、目の見えない子供と目の見える子供が一緒に遊べるようになっている。公式サイトでは点字学習前にレゴブロックの扱いを学ぶ45のアクティビティと、点字を学んで応用する45のアクティビティ、計90のアクティビティが紹介されており、遊びながら点字を学ぶことが可能だ。
点字学習用レゴブロックのコンセプトが最初に提案されたのは2011年だが、実際にプロジェクトが動き出したのは2017年の再提案後のようだ。昨年4月にはパイロットプログラムを開始し、さまざまな言語と文化的背景でテストを行った結果、6言語(デンマーク語・ノルウェー語・英語・ポルトガル語・ドイツ語・フランス語)で提供の準備が整ったという。当初はブラジル・デンマーク・フランス・ドイツ・ノルウェー・英国・米国の7か国での提供となるが、2021年初めには計11言語・20か国での提供を目指す。
最近ではオーディオブックやコンピュータープログラム(読み上げなど)の増加により、点字を学ぶ子供たちの数が減少しているという。それでも点字の重要性は失われておらず、シンプルで実用的な点字学習ツールが求められていた。LEGO Braille Bricksツールキットは少なくとも計300個以上のブロック(5色)とベースプレート3枚、ブロック取り外し器具のセットで提供される。現時点で一般販売の計画はないようで、各国の視覚障害者支援団体を通じて教育機関などに提供される。
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