ITエンジニアの採用担当者にプログラミングの知識がないという問題

2020年4月3日 20:48

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記事提供元:スラド

 Anonymous Coward曰く、

 プログラミングコンテストや求人支援サービスを展開するAtCoderが、IT人材採用に関する調査を実施した結果を発表した(プレスリリースZDNet)。

 これによると、IT人材採用担当者の約82%がIT人材不足を感じており、約63%が理想とするIT人材を採用できていないという。一方で、IT人材の採用担当者の約60%はプログラミングの業務経験がなく、約44%はプログラミング自体の知識・経験がないという。理想とするIT人材を採用できていないと答えたプログラミングの業務経験・知識がないIT人材採用担当者は約73%にも登るとのことで、採用担当者にプログラミングスキルがないため採用時に求職者のスキルを正しく評価できない、という問題が起きているようだ。そもそもプログラミングのスキルを客観的に判断する基準がないという問題もあるという。

 なお、採用時に重視していること上位は「面接時のコミュニケーション力」(50%)、「プログラミング関連の業務実績」(48%)、「面接時の印象」(43%)となったが、IT人材採用に積極的な企業ではこれが「面接時のコミュニケーション力」(55%)、「プログラミング関連の業務実績」(55%)、「基本情報技術者などの資格の有無」(42%)だったという。

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