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禁煙の場所でも受動喫煙被害は発生するとの調査結果
記事提供元:スラド
Anonymous Coward曰く、
禁煙の場所でも、受動喫煙の被害は発生するとの調査結果が発表された(New Scientist、Slashdot)。
イェール大学のDrew Gentner氏らは、受動喫煙が禁煙会場にどのような影響を与えるか調べるため、禁煙の映画館で4日間かけて空気中の汚染物質を観察した。この調査結果によると、映画館に客が入った直後から空気中からタバコ由来の化学物質が観測されたという。化学物質は時間とともに減少したが、完全には消えなかった。汚染物質は最近タバコを吸った人や喫煙者の近くにいた人の体や衣服に付着する形で持ち込まれたのだろうとGentner氏は推測している。また、16歳以上を対象にした映画では視聴者の年齢が高くなったことから、化学物質の量も増えたという。
この調査によれば、10歳以上向けの映画を見ている人が1時間あたりに曝されるタバコ由来の化学物質の量は、最大10本のタバコを吸う喫煙者の隣に座って吸入した量と同じだったそうだ。
この結果から、非喫煙者を受動喫煙から守るためには、建物から一定の距離内での喫煙を禁止するなどの対策が必要と考えられる。また、子供のために家の外で喫煙している親は、タバコからの化学物質が服に付着することを理解する必要があるとしている。
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