関連記事
1日15分で効果が! 映画を使ったビジネスパーソン向けの英語勉強法
洋画が好きの人なら「映画を字幕無しでじっくり鑑賞したい」、「映画を見ながら英語も勉強できたらいいのに」と思ったことが1度はあるはず。しかし映画を題材に英語を勉強したくても、どこから手をつけていいかわからない人は多い。今回は忙しいビジネスパーソン向けに、1日15分ずつの学習で効果が上がる3ステップ学習法を紹介してみたい。
【こちらも】ビジネスパーソンが狙うならTOEICと英検どちら? TOEICが断然お得な理由とは
この学習法は好きな映画から選んだ会話シーンを書き取り、暗記するという簡単なものだ。だが毎日15分ずつ繰り返していると、3カ月目ぐらいから英語の聞き取り能力の向上が実感できるだろう。
最初にこの学習法のメリットについて述べておきたい。映画を使った英語学習は、リスニング力の向上に最も効果を発揮する。さらにセリフを暗記して会話に応用できれば、スピーキング力も鍛えられる。一方で複雑な文章の読み書きには、あまり向いていないことを念頭に置いてもらいたい。
次にどのような映画がおすすめであるかだが、これは「もう一度最初から見たい」と思う映画を選べばよい。ジャンルは問わない。英語学習に使う箇所は会話のある2~3シーンだけだからである。SF映画でも日常会話は学べる。要は感情移入ができるかどうかである。
それでは実際の学習方法を解説していこう。
■映画を使った3ステップ英語学習法
まず週末に勉強に使おうと思う映画を通して見てしまおう。映画が気に入ったら、原語音声が英語で、なおかつ英語字幕があるかを確認しよう。この条件を満たしていれば、勉強開始である。
■ステップ1 英語字幕を見ながら自分の勉強に使うシーンを探す
最初に、英語字幕を見ながら英語音声でもう1回映画を見る。このとき早送りで日常やビジネスの会話に応用できそうなシーンを特にチェックする。そのなかで聞き取りにくい部分が多かったシーンを2~3箇所ピックアップしよう。長さは15~30秒ずつで十分だ。
■ステップ2 聞き取りづらい箇所を書き取ってみる
次にステップ1でピックアップした箇所のセリフを、字幕を見ないで書き取ってみよう。一時停止と再生を交互に3回繰り返して聞いて書き取った結果を、英語字幕と照らし合わせて答え合わせをする。このときにわからない表現があったら、辞書やインターネットで調べておこう。
この書き取りとチェックを繰り返して正解率が70~80%を超えたと思ったら、最後のステップに移る。
■ステップ3 書き取ったセリフを暗記する
ここではステップ2で書き取った英語のセリフを丸暗記する。役になりきって、映画と一緒にしゃべってみるのもよし、パートナーがいるならばセリフを渡して会話の相手になってもらい、チェックしてもらうのもよいだろう。
1週間のスケジュールとしては、まず土日に映画を見て翌週勉強するシーンを選ぶ。月曜日から水曜日に15分ずつ書き取りの練習、木曜日と金曜日は書き取ったセリフの暗記という順番にすると効率よく継続できる。ぜひ一度試してもらいたい。(記事:ベルリン・リポート・記事一覧を見る)
スポンサードリンク