YouTube、「採算合わないアカウントを閉鎖できる」という新規約で物議

2019年11月13日 09:53

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記事提供元:スラド

 Anonymous Coward曰く、

 YouTubeが12月10日に利用規約を更新することを告知している。新しい利用規約はすでに公開されているのだが、その中で「アカウントの停止と解除」として、次の項目が含まれている点が議論になっている(GIGAZINE)。

 YouTubeが独自の裁量により、お客様への本サービスの提供がもはや採算に合わない事業となったと判断するに至った場合、YouTubeはお客様またはお客様のGoogleアカウントによる、本サービスの全部もしくは一部へのアクセスを解除できるものとします。 MashableAsiaではこれについて、「もしあなたに商業的価値がない場合、YouTubeはあなたのアカウントを削除できる」として取り上げている。

 これについては、「広告ブロッカ―の利用をやめてほしいという意味ではないか」「主に対象になるのは投稿者のみでは」といった憶測が飛び交っている。

 この規約変更の発表と前後して、人気実況者のチャット欄で絵文字を投稿した利用者が次々にアカウントを閉鎖され、YouTubeが謝罪後も一部の利用者が復帰処理をされないという事件も起き、不信感が高まっている(人気YouTuberのMarkiplierによるTweet)。YouTubeのアカウントはGoogleの他のサービスと共通で、同じブラウザでGmailやGoogle Docs、Google Cloud Platformなどにログインしていれば同じアカウントが使用され、閉鎖されればこれらのサービスも即時に使用できなくなる。強い関連性が疑われれば、再作成したアカウントや他のアカウントも閉鎖される。半ばインフラと化したIT大手のアカウント管理に関しては世界的に規制がなく、訴訟対策や広告出稿企業への過剰な配慮のため、利用者の嗜好を管理するような挙動がしばしば起こっているようだ。

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