RMS、GNUプロジェクトは今後も自ら率いていく考え

2019年9月29日 20:35

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記事提供元:スラド

 先日Free Software Foundation (FSF)のプレジデント及び理事職を辞したRMSことRichard M. Stallman氏だが、GNUプロジェクトについては今後も率いていく考えのようだ(Stallman氏のメーリングリスト投稿Phoronixの記事)。

Stallman氏はGNUプロジェクトのメーリングリストで、GNUプロジェクトとFSFは同じではないと説明。現在もGNUプロジェクトを率いるCheif GNUisance (GNU+nuisance、gnu.orgの公式訳は「グニャっかいもの」)であり、今後も続けていくつもりとのこと。

具体的な今後の計画については触れられていないが、FSFやMITを辞職したことで時間に余裕が生まれることから、Phoronixの記事ではGNU Hurdなどへのコード貢献が増えることを期待している。

 追記: Stallman氏の個人サイトに9月27日付で、GNUプロジェクトの長を即時に降りると記載されている。ただし、PhoronixによるとStallman氏の個人サイトは同日、部分的な荒らし行為の被害にあったとの報告も聞かれるという。現在のところ、GNUプロジェクトのWebサイトに掲載されているStallman氏の肩書は「Chief GNUisance and founder of the GNU Project」から変更されていない。

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