サポート期限切れのPC、IoTやAI導入の妨げか

2019年9月2日 17:54

印刷

記事提供元:スラド

 Anonymous Coward曰く、

 日経新聞によると、サポートの切れた「老害パソコン」が数十万台規模で稼働していることから、「IoT」の波に国内の工場が乗り遅れているそうだ。日本機械工業連合会(JMF)が6月に公表した生産設備保有期間実態調査によれば、導入から10年以上が経過した設備が62.4%を占め、30年以上も19.1%あるという。

 OSが古いとセキュリティ的な問題でネットワーク接続が困難という問題があり、これがIoTや人工知能の導入の障壁となっているという。たとえば総務省の「平成30年通信利用動向調査」によると、IoTと人工知能(AI)の両方またはいずれかを導入済みの製造業は16.6%で、また日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)の2017年の調査では、8割の企業が老朽化した基幹業務システムを運用しており、7割超はそれがデジタル化の妨げになっていると回答したとしている。

 スラドのコメントを読む | ITセクション | ビジネス | ハードウェア | IT

 関連ストーリー:
総務省、IoT機器調査「NOTICE」の実施状況を発表 2019年07月02日
Windows 7のサポート終了まで残り半年、相変わらず高いシェアを占める 2019年08月04日
韓国政府、WindowsからLinuxへの移行を検討 2019年05月22日
NVIDIA、32ビットOSに対するドライバーサポート終了計画を発表 2017年12月24日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事