優秀な社員ほど副業をしてる? その理由は

2019年4月15日 11:42

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 本来、副業とは、いわゆる収入の低い人が生活費に少しでも余裕を持たせるために、やむを得ずやっているものというイメージが強かった。しかしここ最近、「優秀な社員」であればあるほど副業をしているといわれている。

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●そもそも「優秀な社員」とは

 そもそも「優秀な社員」とはどのような社員のことを指すのだろうか。ここでは、プレジデントオンライン「会社が絶対手放さない、優秀人材6タイプ」(2018年6月22日)で紹介されていた、(1)いつでも上司の代わりができるよう、自身のスキルを磨いている人、(2)企業に収益をもたらす人、(3)人材(部下)を育成できる人、(4)5年先、10年先の社会構造変化を踏まえて、自分の仕事を高度化できる人、(5)営業経験を持ったプロフェッショナルな人、(6)出来上がったブランドに依存せず、逃げない人、の6つの事柄に長けている人のことを「優秀な社員」と定義づける。

●「優秀な社員」が副業をする理由

 (1)優秀な社員はどこへ行っても優秀な社員、引く手あまた

 先ほど述べた「優秀な社員」は、どのような企業も欲しがる人材である。どこの企業でも欲しいと思われる人材であるからこそ、「優秀な社員」は多く声がかかる。その結果、本業で勤めている会社以外の仕事も、こなしていくようになる。

●「優秀な社員」が副業をする理由

 (2)会社から離れることでより一層、市場価値を高められる

 「優秀な社員」とは、(1)いつでも上司の代わりができるよう、自身のスキルを磨いている人や、(4)5年先、10年先の社会構造変化を踏まえて、自分の仕事を高度化できる人、であるように、向上心が非常に高い。副業をすると、本業で身に付けた仕事以外にも多くのスキルが得られることが多く、それだけさまざまな経験を積めるようになるため、結果として自己の市場価値も高めることに繋がる。

●まとめ

 他にも色々挙げられることはあるが、この2つが大きな理由である。これらの理由より、副業を始めた人や、まだ始めていないが関心を持っているという人はどんどん増えている。「優秀な社員」側が副業をしたいと願っているということは、「優秀な社員」を採用したいと思っている企業側も、ますます副業解禁の必要に迫られそうだ。(記事:IKO・記事一覧を見る

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