1月FOMCでは利上げ継続の是非について議論か

2019年1月4日 19:37

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記事提供元:フィスコ


*19:37JST 1月FOMCでは利上げ継続の是非について議論か
 3日の米国株式は世界的な景気後退への警戒感から大幅安となった。株安を受けて米国債利回りは全般的に低下したが、市場関係者の間からは、「2019年に利上げを行うことは難しくなった」、「年内利下げの可能性が高まった」との声が聞かれた。この日発表された12月ISM製造業景況指数は市場予想を大きく下回ったことも債券利回りの低下を促す一因となったが、年内利下げの思惑が浮上したことから、ドルの上値は再び重くなった。

 一部の市場関係者は、「貿易摩擦を巡る米中交渉が進展すれば、株式市場は安定する」と見ているようだが、中国経済の減速は避けられないとの見方も増えている。中国経済の動向は米国の金融政策にも一定の影響を及ぼすものとみられており、今月29−30日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合では、利上げ継続の是非について議論される可能性が高いと予想される。《MK》

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