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専門知識不要で業務システムと連携、チャットボット作成「Joboco」販売開始
利用のイメージ。(画像: ジョイゾーの発表資料より)[写真拡大]
ジョイゾー(東京都江東区)は7日、業務システムとチャットサービスを連携させるサービス「Joboco」の販売を開始した。Jobocoの最大の特徴は、現在様々な業種で広く利用されている、LINEWORKSやChatWorks、Slackといったチャットサービスとkintoneをはじめとする業務システムをコーディング無しで連携し、気軽にチャットボットシステムの構築を可能とする点だ。
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従来、複数のソリューションの連携が必要な業務システムの開発には、専門の作業者による開発作業とその後のメンテナンスが必要不可欠だった。しかしプログラミングを必要としないJobocoを活用すれば、ノンプログラマーの社員でも業務に有用なチャットボットを構築することが可能だ。
その実例の1つを紹介しよう。今回のサービスインに先駆け、2018年9月から開始されていたβテストの参加企業である、ダイワで開発された建設現場管理用のチャットボットだ。現場担当者はLINEWORKSから送られてくるチャットボットからの質問に対し、ただ返信をしていくだけで、kintoneで構築された現場報告アプリに現場名や位置情報、工事写真が自動的に登録される。
現時点では、LINEWORKSとkintoneの連携のみの対応だが、他のチャットサービスや業務システムにも順次対応していく構えだ。サポート体制も充実しており、コミュニティサイト経由でJobocoの利用方法を発信するだけでなく、ユーザー同士で活発に情報交換を行えるようフォーラムも用意されている。
またコミュニティサイトから吸い上げたユーザーの声を元に、製品の新機能を実装することもあると言う。実際に9月からβ版の提供を開始したが、そこに参加したユーザーの声を反映し、新機能として、「呼び出しフレーズの複数指定機能」と「登録途中のキャンセル機能」を追加している。業務システムにありがちな、全てを専門作業者に丸投げするしかないクローズドな開発環境とは一線を画す、同社のオープンなスタンスは魅力的と言える。
費用は、シナリオス数1つのスタータープランが月額2,800円からとなっており、購入前に30日間の試用が可能だ。
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