米長期金利上昇は一時的な現象か?

2018年10月5日 20:42

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記事提供元:フィスコ


*20:42JST 米長期金利上昇は一時的な現象か?
 4日のニューヨーク市場で米10年債利回りは一時3.23%まで上昇したが、欧米株安を意識して長期債利回りの上昇は一服した。市場関係者の間では、米10年債利回りは3%近辺が下限となり、中期的に4%レベルを目指して緩やかに上昇していくとの見方が浮上している。これに伴い、米国債イールドカーブ(利回り曲線)の平坦化はおおむね終了し、今後は2年−10年、10年−30年などのタームにおける利回り格差は少しずつ拡大していく(スティープニング)との声も聞かれている。

 5日発表の9月米雇用統計で、非農業部門雇用者数や平均時給が市場予想を上回った場合、米長期債利回りは再上昇する可能性があるが、米国株式が小幅な下げにとどまった場合、2年債と10年債の利回り格差は拡大し、ドルは主要通貨に対して全面高となる可能性がある。《MK》

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