「STAFF START」と「KARTE」が連携、EC顧客の好みに合わせ販売員が提案

2018年6月5日 15:38

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サービス連携のイメージ。(発表資料より)

サービス連携のイメージ。(発表資料より)[写真拡大]

 バニッシュ・スタンダード運営する店舗販売員向けアプリケーションサービス「STAFF START」と、プレイドが提供する顧客体験プラットフォーム「KARTE(カルテ)」が連携を開始した。

 アパレル販売員向けの業務用アプリケーションサービス「STAFF START」は、販売員によるコーディネートのブログやSNS投稿を簡便にし、それぞれの投稿からの売上を個人に紐づけることで、販売員のモチベーションや、オンラインの売上向上を支援するサービスだ。

 「KARTE」は、サイト訪問者の行動や感情をリアルタイムに解析し、一人ひとりに合わせた顧客体験を提供するサービス。

 現在アパレル業界では、売上におけるEC比率を高める動きが活発化している。その中でも各社が注力し始めているのが、販売員によるコーディネート画像のECサイトやSNSへの投稿だ。

 今回、店舗の販売スタッフデータを保有する「STAFF START」と、ウェブ上の行動データを持つ「KARTE」が連携することで、販売員のコーディネート画像をEC顧客の行動データに合わせてパーソナライズし表示できるようになる。この機能は既に、ファッションECサイト「PAL CLOSET(パルクローゼット)ONLINE STORE」にて導入されているという。

 今後両社は、購買データなどを元に、顧客の好みや体型と近い販売スタッフを提案してマッチングする機能などの実装も計画している。EC顧客と同じような身長の販売員をマッチングすることで、アパレルにおけるEC販売の課題とされるサイズ選び問題の解決を目指す。

 アパレル業界のEC通販は、SNSやブログなどと相性が非常に良い。EC販売に特化した両サービスが連携することで、将来的には、EC顧客と販売員の関係性のシームレス化や、顧客本位のオムニチャネル化の促進を目指すとしている。

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