初代ウルトラマンの著作権保護期間 中国の著作権法下では終了に

2018年3月20日 10:38

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward曰く、 ライターで東京国際アニメフェア実行委員でもある高橋信之氏よると、中国などでは映像著作物に関する著作権保護期間が「公表から50年間」であるため、特撮ドラマ「ウルトラマン」(初代)の著作権保護期間は2017年末で終了しているそうだ(日本貿易振興機構による中国の著作権法解説)。そのため、中国では合法的にウルトラマン(初代)のリメイクや関連作品を作ることができる状況だという(氏のFacebookへの投稿)。

 現在中国内では独自にウルトラマンやその派生シリーズを作る動きが出ている(過去記事)。これに対しウルトラマンの権利を持つ円谷プロダクションなどは訴訟を起こしているが(読売新聞)、これによって円谷プロなどの主張が認められるかどうかは微妙なところのようだ。

 スラドのコメントを読む | YROセクション | YRO | 著作権 | 中国

 関連ストーリー:
コーエーテクモ、中国で起こした著作権侵害裁判で勝訴 2017年11月09日
中国の制作会社が円谷プロに無断で「ウルトラマン」新作を発表 2017年07月24日
中国政府が「受話器マーク」の著作権行使を狙っている? 2015年01月05日
中国国家版権局、録音作品に対し「販売から3か月で著作権切れ」という著作権改正案を検討 2012年04月20日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事