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東武鉄道とドコモ、スカイツリーで5G体感できるトライアルサイト開始
東京スカイツリー (c) 123rf[写真拡大]
東武鉄道とNTTドコモは22日、東京スカイツリータウンの来場者向けに、第5世代移動通信方式(5G)サービスを体感できる「5Gトライアルサイト」を開始すると発表した。両社は昨年11月に5Gサービス創出に向けて協力することに合意しており、2020年の商用サービス開始に向けての取り組みの一つとなる。
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「5Gトライアルサイト」の第1弾では、東京スカイツリーにおいて、世界で初めて5Gの試験電波を使った8Kライブ映像配信を実施した。高精細映像をリアルタイムで8Kディスプレイに表示し、途切れることなくスムーズに視聴できる。
また、5月28日まで、東京ソラマチイーストヤード1階に、東京スカイツリー展望デッキに設置された6台の4Kカメラを利用し、大型液晶ビジョン3面でリアルタイム配信をするスペースを設けている。5Gの「高速・大容量」通信によって、まるでその場にいるかのような臨場感あるライブ配信を実現した。
4月21日より運行を開始した新型特急車両「リバティ」の社内では、運転席から事前に撮影した4K映像を、8台のタブレットに同時再生するデモを実施。5Gの特徴の1つである「多数端末接続」の一例としての取り組みとなる。
7月1日から8月31日までの期間には、「リバティ」の乗車客向けに、無料公衆無線LANサービス「TOBU FREE Wi-Fi」の通信環境下で、人気雑誌の最新号など700冊以上が読み放題となる「dマガジンfor Biz」サービスと、観光パンフレット等を受信できる「ささっとパンフ」サービスを提供する実証実験を行う。
今回の取り組みを元に、東京スカイツリー及び周辺エリアを中心とした5Gネットワーク構築や新たなサービス創出に繋げる。また鉄道やバスなどの移動において、より快適でワクワク感のある時間・空間作りを目指すという。
5Gは、現在主流となっているLTE-Advanced方式(4G)の次の世代の通信方式として注目を集めている。LTEの1000倍の大容量通信や、最大で10Gbps以上の通信速度、同時接続端末数を100倍にするなど、圧倒的に高性能な通信環境を目指す。2010年以降急激に増加した移動通信量に対応するだけでなく、あらゆるモノが無線でネットワークに接続するIoT時代を見据えたインフラとして、世界的に5Gへの取り組みが行われている。(記事:高橋珠実・記事一覧を見る)
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