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日産、次世代セダンのコンセプトカー「Vmotion 2.0」を世界初公開
「ニッサン・インテリジェント・ドライビング」を具現化するコンセプトカー「Vmotion 2.0」。自動運転「ProPILOT」を高度化して搭載する[写真拡大]
日産自動車は「2017年北米国際自動車ショー」において、将来の日産セダンデザインの方向性を示す「ニッサン・インテリジェント・モビリティ」技術を搭載した新型コンセプトカー「Vmotion 2.0」を世界初公開した。「
Vmotion 2.0」は、センスの良いエモーショナルなデザイン、広々とした空間、快適な乗り心地を実現するモデルで、移動が多く忙しいビジネスパーソンに向けた将来のモビリティの提案だ。
「Vmotion 2.0」のデザインは、数多くの日産車が採用しているフロントデザインのシグネチャー「Vモーション」に、ボリューム感と立体感を与え進化させた。車両側面のデザインは、ボディ全体に延びる鮮明なキャラクターラインが特徴的だ。
「Vmotion 2.0」のシルエットは、鋭く傾斜したAピラーからトランクまでの滑らかに流れるようなラインを持つフローティングルーフが印象的。また、ロングホイールベースを採用し、リアオーバーハングを切り詰め、大径タイヤの採用でガッシリとした安定感も感じられる造形だ。
フロントドアとリアドアには観音開きを採用。広々としたキャビンへ乗り込めるピラーレスの大きな開口部を確保した。しなやかなレザーに包まれた快適かつ安定した座り心地を提供するシートは、特徴的なスレッドレス・キルティングを施す。ステアリングホイールは、どの席からでもスクリーンに映し出されたインフォテイメントがクリアに見えるように設計した。
「Vmotion 2.0」は、「ニッサン・インテリジェント・モビリティ」ビジョンの主要な要素である「ニッサン・インテリジェント・ドライビング」を体現するモデルだ。「ニッサン・インテリジェント・ドライビング」とは、将来的に渋滞時を含む高速走行だけでなく交差点を含む一般道での走行時でも自動運転を可能にする「ProPILOT(プロパイロット)」を通じて、安全かつ快適なドライビングを提供するシステム全体を指し示すという。
「Vmotion 2.0」は日産が開発する自律走行技術「ProPILOT」の未来を示すショーケースとしての役割も与えられている。単一車線のみで利用可能な現在の「ProPILOT」とは異なり、高速道路や都市部、交差点などで自律的な走行が可能な完全なシステムを搭載する設定となっている。(編集担当:吉田恒)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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